バレリーナAちゃん親子のバレエなまけもの日記 

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zoom RSS 頑固オヤヂに伝えたい事

<<   作成日時 : 2008/06/24 15:27   >>

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私の父は頑固オヤヂです。

いや、正確に言うと “でした” かな。

父が逝ってからもう6年か。。。


生前、父に言えなかった一言を伝えたくて。。。




頑固オヤヂは、曲った事が大嫌いで、
間違いを間違いと言わずにいられない人だった。

手もみして御世辞を言う事にも嫌悪して、
目を瞑る事が出来ないから、いっつも損ばかりしてたっけ。

そのくせ自分が不利になる事には目を瞑ってしまう。
自分を不利に追いやった人間でさえもかばってしまう、
本当の事を言ったらその人が困るからと。



傍から見てても歯痒い様な損な性格だった。
昭和の頑固オヤヂ!って感じだったなぁ。



舞台をこよなく愛した父は、舞台を創る為ならば
どんなに貧しくても構わないと言う質で、
自分の踊り手としての生活にも、
生徒達の指導にも心血を注いでいた。



私が小さな頃から凄く厳しくって、
しょっちゅう怒られて、怒鳴られて、叩かれておりました。

でも、本当は心の優しい人だった。 今思えばね・・・。


私はそんな父が大の苦手で、幼少時から出来るだけ父を避けて、
父が夜遅く仕事から帰って来た車の音が聞えると
同時に布団に飛び込んで寝たふりまでしてたよ。 (^^;


父は私が大好きだったのにね。



私にとって、バレエの師匠でもあった父は、
私が成長するにつれ、厳しさも増していった。


父が指導するクラスレッスンを受講する時、
私はいつも凄い緊張して気を緩める暇も無かった。


あの頃の父の指導に付いて行くには、
よっぽどの根性が無ければ無理だったと思うよ。


でも、そのおかげで条件の酷く悪い私が
プロのダンサーとして今までやって来れたんだよね。



私が海外のバレエカンパニーに行ってからは、
私の代わりに私の息子を自分の息子として育ててくれた。


息子が素直な優しい子に育ってくれたのも、
3才から8年間も離れ離れに暮らしていたのに
息子が私を誰よりも好きでいてくれたのも、父のおかげ。



私がカンパニーで大役を貰って不安な時に、
突然、飛行機で指導に来てくれたりもしたっけなぁ。



そんなに私を大事に思ってくれている父なのに、
私はやっぱり父が凄く苦手で、
帰国してからも出来るだけ父との接触を避けてた。



若い頃に受けた輸血が原因で肝炎を発症していた父。
そのくせ、お酒も大好きでね・・・。 
ウチの台所には、
いつもビールのケースと焼酎の一升瓶が置いてあった。


私が帰国した頃には体調はかなり悪化していたようで、
病院に通わなければいけない状態だったのに、
医療費に使う位なら舞台の為にお金を使えと、
病院の検査にも行かずに耐えていたらしい・・・。
バカじゃないの?!


そんな事は私には一言も言わないので、
私も父の病状を把握していなかったんだよね。。。



私が帰国して半年後の正月と、同月の父の誕生日には、
私も息子も実家に泊まり、父は本当に喜んでくれてた。


でも、父の誕生日から1ト月も経たない内に、
検査で入院してから、たったの3日で逝っちゃった。



入院1日目に病室で父と2人きりで話す機会が有って、
その時初めて先々父と向かい合える事を確信した私。


なのに何でこんなに早く逝っちゃうの?!



最後に昏睡状態に入る直前、朦朧とした意識の中で、
息子の声だけには反応し、息子の頭をしきりに撫でていた父。


その父が突然私に手をさしのべ、私を抱き寄せようとした。
その力は、危篤の人とは思えないほどに強かった。


きっと最後の力を振り絞って、
溺愛する娘を抱き締めたかったんだよね。

甘えて欲しいのに決して甘えてくれない娘を、
最後に抱き寄せたかったんだよね。



なのに私は、父の気持ちに応えてあげられなかったの。
それまでの確執が心に残っていて、
私は頬を寄せてあげる事が出来なかった。。。


そのまま父は意識を失くし逝ってしまった。



泣き叫ぶ母と中学に上がったばかりの息子。

私が気丈に動くしか無くって、
疲労困憊し倒れそうになった祖母を介抱して、
私が父の側に戻って来た時には、父は既に冷たくなっていた。


冷たい頬に私は頬をつけて、静かに泣いた。


どうして、生きている内に頬を寄せてあげられなかったの?
冷たくなってからでは遅すぎるじゃないか!!


父が私を誰よりも愛していた事は分っていたのに。
どうして優しく出来なかったの? 生きている内に。。。



お父さん、ごめんなさい。

最後まで甘える事が出来なくて。

最後まで優しく出来なくて。




本当はお父さんが大好きだよ。 本当に大好きだよ。




声はもう届かないけど、思いは届いているだろうか?




今回のきっかけが無ければ伝える事が出来なかった言葉。




父に対する ごめんなさい は、多分一生私の胸に残ると思う。

父と向き合えずに別れが来てしまった事を後悔しながら。




お父さん、今日も頑張って生徒さん達にバレエ教えてくるね。

お父さんの代わりに行ってくるね!!




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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
情が深いほど、意固地もでてきますよね。
 お父様、分かってらしたと思います。
わたしの周りの人生の教訓のようにも聴こえます。
 強いこと、時には辛いですね・・・

2008/06/24 17:29
私もAちゃんさんのお父さんは全て判っていらしたと思いますよ。
お父さんの人生にとって一番大切だった事をAちゃんさんがしっかり受け継いでいる事に満足されてるんじゃないかなぁ。それに男親だけに大切な息子さんを託された事も凄い親孝行だったと思いますよ。
最後に2人で話せて よかったですね。
ピカロ
2008/06/24 23:45
私の父も病気で亡くなってからもうすぐ丸6年です。。。
病気の父を介護しながら毎日仕事とバレエと家事と・・・本当に大変でした!
時には重荷に感じた事もありましたもん。。。

一生懸命介護してもやっぱり、あーしていれば!とか・・・こーしていれば!とか今も悔いが残っています。。。

でも親が子を思う気持ちって無償の愛じゃないですか・・・
Aちゃんさんのお父様もきっと見返りを期待しない愛情をAちゃんさんに注いでいたのだと思いますよ!
親になって初めてわかる親の気持ちですよね。。。
マッチョリ〜ナ
2008/06/25 00:06
ご訪問ありがとうございます。

若い時の輸血で煩ったのだろうと母はわたしには言っていました。体力の弱いわたしのことは、入退院と、病院を変わる身になっても気遣っていました。妹には厳しい言葉も口調も自由に身体が動かせていた頃とは違っていたようです。
病状が急変する前の日、数日食欲もなかった母がわたしの介助で夕食をしっかりと食べてくれました。
訪問看護の先生から、深夜から明け方が心配だからと言うことで付いていると、深夜じっとわたしを無言で見つめていました。言葉にする体力も落ちていましたけれど、十数分のその時間にたくさんのメッセージを無言で伝えてくれたと感じました。生まれてからずっと母のそばで見たこと、教えてくれた言葉をすべて思い出した心地でした。
そう思った時母は目を閉じて静かな吐息で眠ったようでした。明け方妹と交代して4時間ほどたって眠るようなお別れでした。わたしが寝付いたのを安堵したのかもしれません。
テレビからはモーッアルトのレクイエムが流れていました。わたしが30年習慣としてきたその日であることを、介護で忘れていたのを伝えてくれた思いがしました。

アマデウスレコード
2008/06/25 04:24
泣けて泣けて…
コメントしようと思っても
なかなか出来なかったの…

Aちゃん、その気持ち忘れないでね。
うんとうんと大事だよね。
しっかり胸に抱いて
いつまでも踊り続けて下さい。
うに
2008/06/26 11:34
コメ有り難う御座います♪

自分の中に押し込めていた悲しみが
溢れ出してしまい、お返事を書く事が
出来なくなっていました・・・。
お返事が遅くなってゴメンナサイ!

* 桃さん
父と私は性格が凄く似ていたので、
まるで、近づけても反発して離れてしまう
磁石の同極同士の様だったんです。
だから父は余計に私を心配していました。
父も辛かったと思います・・・。

* ピカロさん
私がバレエを続ける事、
息子が立派に成長する事、
私と息子が幸せでいる事・・・。
父が一番望んでいてくれたと思います。
最後に2人で話した時、
父は私の成長を認めていると感じました。
父の目は穏やかでした。
Aちゃん
2008/06/27 22:48
* マッチョさん
本当に親が子を思う気持ちは偉大です。
何が有っても無償の愛を注げるんですね。
父は入院して笑顔で2日間を過ごし、
3日目の朝には逝ってしまったので、
私は介護の苦労を知らないんです・・・。
マッチョさんのお父様、
最愛の娘に付き添われ、
幸せだったと思います!

* アマデウスレコードさん
無言の中でも心は通じるのですよね。
アマデウスさんのお母様も、
沢山の気持ちを
無言で伝えて下さったのですね。
いつまでもアマデウスさんの胸の中で
見つめてくれているのですね。

* うにさん
父の事を書いている時、涙が止まらなくて、
皆さんへのお返事も書けなくなってました。
父は今でも私の舞台を見に来てくれます。
(私の友達が感じ取ってくれるんです。)
私と息子が踊る姿を見て
喜んでくれてると信じてます(^^)
Aちゃん
2008/06/27 22:49

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